賃貸事務所の立地条件で考えるべき点は、次の通りです。交通機関における利便性(駅・バス停からの距離など)、取引先との距離、周辺環境、他社や業界の情報収集に便利かどうか、社員の通勤時間および通勤費用の増減、飲食店や商店の分布、来客があった際の分かりやすさ、所在地の説明のしやすさ、取引銀行との距離、電話番号の変更の有無などがあります。ビルのグレード(内装、外装)では、どのようなCIを打ち出したいのか、来客者層とのマッチングなど企業のイメージに沿った賃貸事務所を探しましょう。
その他、ビルスペック、床仕上げ、空調設備、セキュリティ、共有部、インフラ、ビルの利用制限、駐車場そして耐震基準などを考慮する必要があります。賃貸事務所の契約日までに保証金もしくは敷金の全額を入金しておきましょう。銀行振込の場合、振込手数料は原則としてテナント側の負担となっています。値引交渉の注意点は、値引き交渉は条件がまとまりますとその賃貸事務所を契約するということを大前提として行うようにしましょう。
オーナーも貸すことを前提に値引交渉に応じていますから、安易に入居申込をいくつもして、何件も価格交渉をするようなことはくれぐれも控えるようにしてください。なお、値引き交渉は、基本的に仲介業者がオーナーとの交渉を代理で行いますから、契約前に予め不動産業者に希望条件を伝えておくことが必要となってます。その際、入居審査と併せてオーナー側は審議をしますから、入居申込書と一緒に、できるだけ会社の業績や成長性などが分かりやすく書かれた書類を提出しておくとよいでしょう。
事務所の機能性やオフィスワーカーの快適な環境を考えるのでしたら、天井高は最低でも2.6メートルは必要だと言われています。古いビルでは、天井高を低くして階数を稼いでいるようですから、注意が必要です。理想は、2.7メートル以上でしょう。これだけありますとOAフロア(二重床)などを敷設しても問題はないでしょう。