賃貸事務所では、その会社にビルを丸ごと全体貸す場合もありますし、会社ごとに1フロアを割り当てて、同じビルの中に何社も入居しているという場合もあります。最近では、一つのフロアを小分けして、一つの会社でなく複数の会社に貸し出す、レンタルオフィスとかサービスオフィスと呼ばれる新しい形態の賃貸事務所が登場してきました。フロアを小分けするのに小さな部屋をたくさん作るというわけでなく、パーティションなどで区切るだけですから、部屋の入口はそのフロアを使用している複数の会社と共同になります。
駅から遠い、ビルが古い、あるいは間取りが良くないなど、借り手にとってデメリットとなる要素があることから入居者がつきにくい賃貸事務所の場合、値引き交渉がしやすくなることがあります。賃貸事務所によっては、築年数がかなり古くメンテナンスにあまりコストをかけていない物件や、駅から徒歩15分以上もかかるとか、高速道路に隣接していて騒音や日当たりに問題があるなど、明らかなマイナス要素をもった物件も存在しています。
こうした物件は一般的には人気があまりありませんから、値引交渉しやすく、実際に相談に応じてくれる所有者もいます。賃貸事務所の周辺環境で悪い例ですと、性風俗店が通り沿いにあるとか、高速道路や線路に面していて騒音がひどいことがあります。近くに公園がありますと、周辺環境も良いと言えるでしょう。賃貸事務所は、自分で探さずプロに探してもらうという考えは、不動産業者にとっても至極当前のサービスとして認識されているのです。
不動産業者の業務は、借り手の求める物件を借り手に代わって探し出し、成約に至った場合だけその対価として仲介手数料を受け取るというものです。ですから、希望条件を不動産業者に伝えて、物件を紹介してもらい、気に入った賃貸オフィス物件があった場合には、賃貸契約をして仲介手数料を支払うというのは、むしろ自然な取り引きであると言えるでしょう。